グッピーは不味い

好きな音楽をかじり程度に書いていきます

イギリスからの襲撃者!サマソニに2年連続で出演のdinasaur pile-upとは⁉︎

2015年8月5日

ジュラシックワールドが日本で公開。日本各地の映画館はスクリーンに映る恐竜たちの迫力に圧倒されたに違いない。
しかし、息つく間も無く10日後の8月15日、"もう一つ"の恐竜も日本に上陸した。




その名も、






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ダイナソォォォ〜〜〜〜〜〜〜パイィィィルア〜〜〜〜〜ップ!(レニー・ハートの声で)




。。。ということで、日本で注目度急上昇中のバンド、dinasaur pile-upについて書きます。

  • 再燃しつつあるオルタナやグランジを武器に日本上陸




どシブい〜〜!無骨な感じにシビれる。



彼らはオルタナやグランジといった、再燃しつつある音楽ジャンルのファンから、深く愛されるに違いない。
日本でも例外ではないだろう。現にニルヴァーナを今でも愛する人は沢山いるし、ウィーザーなんかも未だ人気がある。
彼らが日本のレーベルと契約したということは、日本で彼らの音楽は通用すると見込んでのことだろう。
私が思うに、その考え、間違ってない気がする。というのも、人気真っ只中のグランジやオルタナにも陰りが見え始めた時期がある。その頃にはもちろん多くのバンドの姿はそこにはなかった。(というか、彼らがいなくなったことが衰退を招いたとも言えるが。。。)
今の若者がグランジやオルタナに触れ、その音楽に魅了された時には大抵、そのバンドはもう現在には存在しないということは良くあるのではないだろうか。
しかし、彼らはそれこそ「生きた化石」なのである。彼らは今も存在しているし、新しい彼らの作品は時間の経過とともに産み落とされていく訳だ。つまり、彼らの楽曲は、神格化された過去の栄光ではなく、今も、自分の近くで生きているモノなのである。
そんな彼らは間違いなく日本でも人気を獲得するだろうと思う。
彼らのステージを残念ながら直接見たことはないのだが、ライブパフォーマンスという点に関してはやはりUK。鍛えられている。ほんじゃそこいらの日本人ではこの音には近づけないだろう。

  • "ビッグ"過ぎるフロントマン マット・ビッグランドという男


そんな彼らにとって欠かせない存在である、ボーカル&ギターのマット・ビッグランド。
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エクスプローラー似合ってるな〜。自分に合ってないだけに少し嫉妬。

先程、彼のことを「欠かせない存在」とあっさり説明してしまったが、実は彼、欠かせないという文字では表しきれないくらい「欠かせない」のだ。
というのも、彼が宅録出身者ということもあり、バンドのレコーディングでは彼が全楽器を担当してるのだ。他の2人のプライドはズタボロでしょうが、彼の才能を考えればそれもやむを得ないのでしょう。神は案外、不平等なんだな。


  • 最後に

彼らは一皮むけようとしているのかもしれない。日本盤も発売されたアルバム「Nature Nurture」では、これまでのよりもグランジの比重を小さくしているのが分かる。
新たな音楽を産み出すことの試行段階なのかもしれない。
しかし、新たに何かと何かを足し合わせたモも何か既出な要素であると感じることも多々ある。それよりも、何か挑戦したというアルバムの方がよっぽど聴き応えのある作品に仕上がりがちで
彼らの持ち味。それを模索し、日本という彼らにとって新たな市場にも大きな爪痕を残してもらいたい。

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