グッピーは不味い

好きな音楽をかじり程度に書いていきます

ハヌマーン≠山田亮一バンドと知ったのは、彼等が亡くなってからだった。

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本当にお久しぶりです。
いきなりですが、みなさん、ハヌマーンというバンドはご存知だろうか。
それぐらい知ってるわ!と言う人もいれば、何それ?。。。ゲスの極み!とかいうツッコミが神田うのと親戚のお笑いコンビかな?、なんて思っている人もいるのではないだろうか。
そうなるのも仕方がない。彼らはもう"死んだ"バンドなのだ。
しかし、私からするとこれ程まで死が惜しまれるバンドは他にいなかったのだ。




スゲーわコレ。

ってなった。脳内に衝撃が走った。
ギターかっけぇ。ベースかっけぇ。ドラムかっけぇ、やっぱギターかっけぇ、みたいな感じで。
ギターのカッティングに自分の耳が惹きつけられていることはよくわかっていた。
ギタリストの名は山田亮一。作詞作曲も担当。
そしてどのサイトでも取り上げられていることなのだが、彼らは歌詞が自分たちのアイデンティティーであると公言している。



鳥肌もの。しびれるわマジで。。。ということもあるのだが、歌詞に注目していただきたい。

文学作品か

とつっこみたくなるほど言葉選びが秀逸すぎるのだ。
というのも、ボーカルの山田亮一はもともと小説家を目指していたらしく、それを自分のバンドのエッセンスとしたのだ。

。。。とここまでの話は、ハヌマーンの良さを説明するのに型にはまりすぎたと言ってもいいくらいのものだ。
僕が言いたいのはこのバンドが。。。

山田亮一バンドだろ。


ってことだ。
ウー○ーワールドが何とか∞ のバンドだし、ミス○ルにいたっては桜井のソロプロジェクトだと思っている人の方が多いとすら僕は思っている。
ファンの中には、はっ⁉︎師匠とか彰さんの演奏テクナメんなとか、リーダーのドラムぱねぇぞ!っていうファンもいるかも知れないが胸に手を当ててもう一度考えてもらいたい。あなたがなぜこれらのバンドが好きになったかを。

話を戻して、彼らがバンド活動をしていた頃、僕はこのバンドのことを正直、山田亮一バンドだとおもっていたところがある。

ということも納得できる人は多いのではないだろうか。
そして、彼らが活動休止を経て解散した後、山田は「バズマザーズ」というバンドを結成した。
僕はいまでも、この時の、あの山田のカッティングは健在だろ。はは、ならこれからはバズマザーズを聴こうと軽い気持ちでいた自分にジャーマンを見舞ってやりたい。なんて本気で思ってる。
あえてここでURLは貼らないことにした。新しい山田亮一を受け入れる勇気があるものだけ、飛び込め。

結論から言うと、あの日の彼等はもういない、と僕は思った。
あー、ってなった。
まず、頑張って奇をてらっているように感じる。天才ってこういうのだぜ!って示したがっているような気もする。
彼はもういないのだろうか。。。
過去に囚われることは良くないとされるが、今の彼を見ていると過去の彼にすがりたくもなる、というのが僕の意見だ。後は自分の耳で確かめて見て欲しい。
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国産脱力系ポップが熱すぎて力を抜いてなんかいられない。

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皆さんは日頃、「頑張りすぎ」てはいないだろうか。
日本は欧米諸国と比べ、有給を活用し切るという人が少ないそうだ。そんなこともあってかテレビに出ている外国人の話を聞くところによると、日本人は「真面目」な民族らしい。

そんな訳ないだろ。有給ガッツリ使いたいわ。そこ我慢してみんな頑張ってんだよ。てか、マジで真面目なんかじゃねーよ。

。。。と、軽く反抗に出たくなるのは私だけだろうか。
そんな日本人に、脱力系ポップというのはもっと需要のあって良いものでは無いだろうか。
自分自身、その類いの音楽は外国産のモノしか聴いていなかったのだが、国内にも目を向けてみると良いモノが沢山あったので、この場を借りて紹介させてもらいたい。

  • 人生楽しく生きたモン勝ち DENIMS

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あー。なんかバカっぽくてイイなこれ。この言葉が侮辱でも何でもなく言えるのもイイ!
この曲を落ち込んでた頃の自分に聞かせてあげたいわ。マジで。
比較することに否定的な彼らの考え方を自分の脳に上書きしたい。人はどうしても他人と自分を比べちゃうもんだけどね。
※MVを見て分かったと思うが、最初の画像はただのデニム履いたモデル三人衆である。怒らないで。顔面力んでるよ、君。

歌詞に呼応するようにメロディーも明るく、ライトな感じに仕上がっている。
ただ、彼らの前身バンドであるAWAYOKUBAの影が後ろからチラホラ見えることも否めない。
というか、さほどの変化はないような。。。

ほら、眉間にシワが寄ってるよ!脱力、脱力。。。

  • ブラックミュージックをエロティックなボーカルで Suchmos

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ブラックミュージックといっても、色々あるのだが、彼らはそれら(特にソウルとR&B)を上手に「イマドキ」な感じに落とし込んでいる。
てかボーカルの声エロいな〜 まあ、ブライアン・ボイド程ではないが。
そして関係ないが、YMMに住みたい。


スティビー・ワンダーなんかに影響受けてるんでしょうね。というか、似てるな。。。
ソコ!そんなに聞き耳を立てて比べない!力を抜きなさい!力を!


  • 謎  きのこ帝国


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んー好きだ。そしてボーカル可愛い。
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んー。タイプ。
。。。ということは置いといて、この曲は私の中でお気に入りの一曲なのだが、この雰囲気はきのこ帝国のモノ、といったところだろうか。
しかし、このバンドのスゴさはそれだけじゃないのだ。
と、熱きこの思いを綴りたいところだが、長くなりそうなので、きのこ帝国の魅力についてはまた後日。

  • 最後に

いかがだったろうか。3組ともそれぞれ違ったユルさがあったのではないだろうか。
探せばまだまだ脱力系ポップという括りに入るモノはたくさんあるのだろうが、私も無知なので。。。3組で勘弁願いたい。力の抜けた貴方が寛容であることを願うばかりだ。
これからの彼らの作品にも注目していきたい。


イギリスからの襲撃者!サマソニに2年連続で出演のdinasaur pile-upとは⁉︎

2015年8月5日

ジュラシックワールドが日本で公開。日本各地の映画館はスクリーンに映る恐竜たちの迫力に圧倒されたに違いない。
しかし、息つく間も無く10日後の8月15日、"もう一つ"の恐竜も日本に上陸した。




その名も、






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ダイナソォォォ〜〜〜〜〜〜〜パイィィィルア〜〜〜〜〜ップ!(レニー・ハートの声で)




。。。ということで、日本で注目度急上昇中のバンド、dinasaur pile-upについて書きます。

  • 再燃しつつあるオルタナやグランジを武器に日本上陸




どシブい〜〜!無骨な感じにシビれる。



彼らはオルタナやグランジといった、再燃しつつある音楽ジャンルのファンから、深く愛されるに違いない。
日本でも例外ではないだろう。現にニルヴァーナを今でも愛する人は沢山いるし、ウィーザーなんかも未だ人気がある。
彼らが日本のレーベルと契約したということは、日本で彼らの音楽は通用すると見込んでのことだろう。
私が思うに、その考え、間違ってない気がする。というのも、人気真っ只中のグランジやオルタナにも陰りが見え始めた時期がある。その頃にはもちろん多くのバンドの姿はそこにはなかった。(というか、彼らがいなくなったことが衰退を招いたとも言えるが。。。)
今の若者がグランジやオルタナに触れ、その音楽に魅了された時には大抵、そのバンドはもう現在には存在しないということは良くあるのではないだろうか。
しかし、彼らはそれこそ「生きた化石」なのである。彼らは今も存在しているし、新しい彼らの作品は時間の経過とともに産み落とされていく訳だ。つまり、彼らの楽曲は、神格化された過去の栄光ではなく、今も、自分の近くで生きているモノなのである。
そんな彼らは間違いなく日本でも人気を獲得するだろうと思う。
彼らのステージを残念ながら直接見たことはないのだが、ライブパフォーマンスという点に関してはやはりUK。鍛えられている。ほんじゃそこいらの日本人ではこの音には近づけないだろう。

  • "ビッグ"過ぎるフロントマン マット・ビッグランドという男


そんな彼らにとって欠かせない存在である、ボーカル&ギターのマット・ビッグランド。
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エクスプローラー似合ってるな〜。自分に合ってないだけに少し嫉妬。

先程、彼のことを「欠かせない存在」とあっさり説明してしまったが、実は彼、欠かせないという文字では表しきれないくらい「欠かせない」のだ。
というのも、彼が宅録出身者ということもあり、バンドのレコーディングでは彼が全楽器を担当してるのだ。他の2人のプライドはズタボロでしょうが、彼の才能を考えればそれもやむを得ないのでしょう。神は案外、不平等なんだな。


  • 最後に

彼らは一皮むけようとしているのかもしれない。日本盤も発売されたアルバム「Nature Nurture」では、これまでのよりもグランジの比重を小さくしているのが分かる。
新たな音楽を産み出すことの試行段階なのかもしれない。
しかし、新たに何かと何かを足し合わせたモも何か既出な要素であると感じることも多々ある。それよりも、何か挑戦したというアルバムの方がよっぽど聴き応えのある作品に仕上がりがちで
彼らの持ち味。それを模索し、日本という彼らにとって新たな市場にも大きな爪痕を残してもらいたい。

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WANIMAはこれから何処へ向かうのか

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Hi-Standardのギタリスト、横山 健。
PIZZA OF DEATH RECORDを立ち上げたことでも有名。
そのピザオブデスッ!。。。がマネージメントも担当しているバンドがある。

その名も

WANIMA!! 


んー。。。名前がな、、
まあ、その辺は調べればすぐ出ますでしょうから、飛ばして彼らの音楽について話していきたい。



  • ものすごくゆるい雰囲気サウンド


彼らの魅力の一部である気がする。何か肩肘張らないで音楽をやっているんだなぁ、というのが伝わってくる。
聴いているこちら側も何か気持ちが緩くなっていく気がする。
沖縄で活動しているバンドなんかに感じるあれと同じだ。キャッチーなメロディーの中に歌詞の良さがしっかり染み出てきている。
また、バックコーラスが上手い!しっかりとボーカル支えてるんだよ、これが。
でもやはり、デビュー間も無いバンドということもあり、まだまだなところもある。

特に力を入れていくべきなのはライブ
だと思う。


一度ライブを見たことがあるが、ボーカルの歌の崩し具合がスゴすぎて少し期待はずれだった覚えがある。
確かに音源と全く同じものを求めにライブに足を運ぶわけではないが、跡形もないとなると話は別な気がする。

  • これから彼らは何処へ向かうのか

彼らにとってこれからが正念場であることは間違いない。
日本を代表するバンドのギタリストが代表を務めるレーベルに所属しているということもあり、自ずと彼らは注目を浴びることになる。先程貼ったMVの再生回数を見てもらえれば、その事は分かるはずだ。

そんな彼らはこれから何処へ向かうのか、そして向かうべきなのか。

私は、ライブパフォーマンスを向上させることに注力して欲しいと思っている。
彼らの師がライブバンドであったということもあり、ライブが評価されれば、一定のファン層を確保できることは間違いないないだろう。
そしてライブバンドとしての地位を築いて欲しいと思う。その道こそが彼らの音楽の良さが最も活きるステージである、と私は思う。

素晴らしい才能と環境を持つ彼らのこれからに注目だ。
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僕の好きだったクリープハイプはもういない。。。のか

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2014年3月12日 クリープハイプ名作選が発売。

僕にはとても驚きであった。
「え⁉︎クリープハイプってもうベスト出す程にまでなったのか。。。?てか、ベスト出すほど曲あったか?」といったようなものである。


しかし、このベストアルバムに関してビ◯ター(当時の所属レーベル)と揉めたらしく、その後ユニバーサルへと移籍。

でもさ、でもさ。。。

なんか、移籍してから下火になってない⁉︎ クリープハイプ


。。。というのが今回の話題。

あらかじめ言っておくが、僕はクリープハイプのグッズを買い漁るようなファンでもなければ、インディーズ時代からずっと知っているようなヤツでもない。
メジャーデビュー少し前くらいに知った程度である。
しかし、そんな僕にもクリープハイプを語る資格があるのである。言論の自由バンザイ。
ということで。


  • 世界観が弱いよ、世界観さん

正直、僕が前述したように感じたのはこれに尽きると思う。


彼らを知った曲だ。はじめて聴いたらボーカルの声がどうしても気になる。
はじめては誰にでもある訳で、やはり慣れないものである。
でも、しばらくして再び聴くと何か彼らにしかない良さを感じる。こうして人は慣れていくもので。

地下室timesならばここで技術的な解説が入るが、私はそんなこと出来ない。ということも知っておいてもらえるとありがたい。


彼らの良さは歌詞にあると思う。
みっつ数えて彼女になって よっつ数えて大人になったよ 今度あったら何をしようかな もうこれで終わりかもな

これは先程の曲「HE IS MINE」の歌詞である。

なんか良いよね。コレ。

この二人は永遠に一緒にはなるつもりなんかない、そしてお互いそう思っていることも知ってるんだろうな〜。。。なんて頭の中で尾崎の世界が広がってくワケ。

何か、自分もドキッとしちゃうよね。

そしてこの後、彼らはメジャーへの階段を駆け上がっていくワケです。

メジャーデビューした後も、彼らなりの音楽で、沢山の人を彼らの世界観へ引きずりこんでいった。

彼らが自分達の世界観を作っていくことを徹底していたことは間違いない。

なんせ映画までつくってたからな〜。あ、ドキュメントフィルムじゃないよ。自分達の曲の世界観を映像化したもので、彼らの表したかったものがひしと伝わってきていた。

。。。が、

前述した通り、レーベルとの問題で別のレーベルに移籍。
そして、移籍後初のシングルをリリース。




違うよ、これは違う。




もっと深いところまでいってたじゃんか、クリープハイプ


何か物足りなさを感じる。。。と、この曲を聴いて思った。
君の髪が白くなってもそばにいたいと思ってるよ
何か野暮ったいというか。。。

二人の恋愛関係を髪の毛に置き換えての表現の一辺倒なんだよなぁー

オリコンでは5位だけど、やっぱこれは違うよ〜
尾崎、スランプかな。。。と、思ってた矢先、



  • やっぱ、スゴかった








スイマセンでしたm(_ _)m

やっぱスゴいわ、クリープハイプ。このディープな世界観は他のアーティストには真似できないものだと思う。

一緒で終わる夏 汗乾いて忘れる だってだってだってやって さよなら
歌詞を見れば、彼らはまだ僕の知ってるクリープハイプだったんだと強く感じる。
やはり、彼らの歌詞には何か哀愁がある。そして時折、擦り寄りたくもなる。

彼らは腐っていなかった。というか僕が勝手に勘違いしただけか(笑)

映画の主題歌なんかも担当してるみたいで。段々と彼らも大きくなっていってるみたいで。

ただ、どれだけ大きくなっても、彼らには彼らだけの世界観を作り上げっていってほしい。と思う。

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あ、紹介遅れました。
僕、すーっていいます。
これからもこんな感じのモノを書いてくので良かったらよろしくお願いします。